ポイント:CHIP/IC機
1.
Chip機の管理について
Chip機の管理ポイントはロータリー機・モジュラー機とも、ノズル・フィルタ・カセットのメンテナンスが重要。
(1)ノズルのメンテナンスは、ノズルサイズによって清掃頻度は異なるが今主流の1005チップであれば1回/2日の清掃が必要。(24時間稼働の場合.
清掃は超音波洗浄等で行い、清掃後はボンドノズルと同様に顕微鏡でノズル先端だけではなく、ノズル中まで汚れが付着していないか確認が必要。汚れが付着していればバキューム圧の低下になり吸装着エラーの原因になる。
またノズル先端部分はボンドノズル同様、新品ノズルの形状と比較し少しでも欠けがある場合は、正常なノズルと交換が必要。少しの欠けぐらいと思うが、実装スピードが速いので絵エラーの多発になる。
(2)フィルタの交換については、工場環境によるが1週間~2週間に1回の交換が必要。
フィルタを洗浄して再利用することは考えない方がよい。表面の汚れは少し採れるが中までは取れない。フィルタ代をケチって、部品のロスで損をするだけである。
1週間~2週間に1回交換するものなので、メーカー純正品でなくてもコピー品で安価なものを選ぶとよい。2週間使用しても全く汚れていないフィルターは怪しいので使用しない方がよい。
(3)カセットは0.5mmの部品を0.1秒のスピードで供給するもので、機関銃程度の精度があると行ってよい。
汚れの付着・歪み・調整ずれなど少しでも異常があると吸着エラーのつながる。
吸装着率の悪いカセットの調整は必要であり、吸装着率が悪くなるには必ず何かに問題がある。しかし、問題も分からずに調整しただけでは吸装着率は改善しない。カセットのパーツの摩耗・ピッチずれ・カセットベースの汚れ・ずれ・部品のテーピング不良等の問題が考えられるが、必ず問題抽出を行う。そうすれば、一度修正したカセットは簡単には悪くならない。
3~4カ月に1回は、カセットのピッチ確認および清掃(小さな埃も吸装着率に悪影響を及ぼす。またモータータイプのカセットの場合、モータの故障にもつながり、修理費が高くつく)。
(4)設備のキャリブレーションについては1年に1回メーカーの調整手順通りに調整をし、悪いパーツは交換する。
設備調整のために人を構えて自工場で全てを行うのも大変なので、うまく設備メーカーを利用すればよい。
2.
IC機について
(1)ノズルについてはCHIP機のように頻繁に清掃する必要はない。1週間1回程度、エアーガンなどで清掃。
IC機のノズルで必要なことは、IC/CN等にあったノズルを選定することである。部品に対して小さすぎるノズル・大きすぎるノズルはヘッド移動中に部品がずれるのですぐに問題が分かるが、部品に対してノズル先端の接触する面積が小さいとDRYJOINTなどのはんだ付け不良の発生につながる。
かといって部品ごとにノズルを作成すると稼働が上がらないので、品質に影響をきたさない程度で共通のノズルを使用するのがいい。
(2)カセットについて部品が大きいのでピッチずれなどあまり気にしなくてよさそうだが、コネクタ等部品で。
吸着できるポイントが限られているもの場合、カセットを交換すると吸着エラーにつながる・装着不良にになるなど不良の発生につながるので、CHIP機のカセット同様に3~4カ月に1回のピッチ確認と清掃は必要。
IC実装の場合CHIP機と比べて低速のため、カセット・ノズルの管理が甘くなっていることもあるので、IC機はIC機の管理方法があるので、きちんと管理方法を検討する必要がある。
3、その他
ロータリー機はテーピングのカット屑がノズル先端部・カセット部品に飛散し、品質に大きな影響をきたす。カット屑・フィルタの清掃はこまめに行うこと。
:: Quoted by Mr.Rising Dragon, 10 Mar 2010 ::