実装ラインの品質管理について

 

ポイント :ボンド機

 

1.ボンドノズルの管理について

ボンドノズルは清掃によくIPAを使用するケースがあるが、IPAではノズル内側についたボンドはあまり取れていない。洗浄にアセトンを用いるとノズルの内側のボンドもきれいに清掃する事が出来る。(しかし長時間ボンドが付着したまま放置し、ボンドが固くなっているものは例外)。また超音波洗浄機を使用して洗浄するのもよりよい。(今では、水圧でノズルを清掃する装置もあるが、まだ試したことがない。) 

ノズル洗浄後は必ず顕微鏡で用いてノズルの内側を確認する。ノズル下面から光を当てると内側を確認しやすい。確認時に、ノズルの欠け・変形についても見る。CHIPノズルと同じで少しの欠けで装着率・品質に影響を及ぼすのと同じで、ボンドノズルも欠け・変形でボンド塗布状態が安定しない。

案外、正常だと思って使用していたノズルが悪かったりする。新品ノズルの状態(形状及び、塗布状態)をしっかりと覚えておき、比較するとわかりやすい。

2.ボンドの管理について

ボンドは冷蔵保管。必ず立てて保管すること。(先端が下になるように)生産が中断した場合、ボンドノズルをつけた状態で冷蔵保存しておいても、次回生産時支障はない。(但し生産の中断が24時間以内なら、それ以上時間が経過する場合はノズルとボンドは外し保管。)

3.その他

ボンドの塗布状態について、ノズルの内径と高さ(ストッパーとノズルの距離)以上のボンドを塗布している場合がある。

左図のように、塗布量が多すぎて、ノズルストッパーや、ノズルの側面にボンドが付着し、ノズルがボンドを持ち帰りボンド量が不足したり、またノズル先端にボンドが溜まりそれが塗布時に基板につき過多にもなる。塗布したい量・ピッチにあったノズルを選択するべきである。

悪い塗布状態

 

左図のように、ノズルの内径、またストッパーまでの距離を考慮して塗布すると安定した塗布を継続することができる。

ボンドの種類によって、塗布後広がりやすいもの、塗布形状を維持しているものなどさまざまである。設備の塗布設定データの調整もボンド毎に違うので注意。

良い塗布状態  

    

              

          広がりやすいタイプ            形状維持タイプ

ボンド塗布が安定しない場合、設備のキャリブレーションを1年以内に行っていなければ設備のキャリブレーションをおこなったほうがよい。 

設備のキャリブレーションを行っているにもかかわらず塗布が安定しない場合、ノズル・Oリング等の劣化が第一に考えられる。第2はボンドが劣化しているかが考えられる。 

ボンド塗布については非常に確認する項目が多く、また合わせ込みになる部分も多分にあるが、根気よく分析する事が必要である。

 

:: Quoted by Rising Dragon, 29-Dec-2009 ::